2014年10月8日水曜日

次回は来年の春


しばらくぶりの皆既月食は、福岡からも晴れて乾いた夜空にはっきりと観測できた。

眼鏡越しに見た月はもっと微妙な色合いが楽しめたけれど、窓辺からコンデジで粘った成果はいまひとつ。

大きく撮りたいのでズームをかければブレて難しい、ベランダの手摺に両肘を固定して粘った何度目かでなんとなく程度に撮れた。

それでも今日の記録としてはこれでも充分なので良しとしておこう。

地球の影に隠れた赤い月のすぐ右隣りには遥か遠い天王星が輝いているはずだけれど、それは肉眼でも確認できず。

次回の月食は来年の春で2015年4月4日の午後8時くらいの早い時刻から、今日と同じく皆既月食。

それを逃すと2017年08月08日の部分月食、一部が欠けるだけ。

更にその後の皆既月食を待つのであれば2018年01月31日ということになる、随分と先だ。

まあ、それまでの間には火星が普段より接近したり、水星食(水星が月に隠されて見えなくなる現象)が起きたりといろいろと楽しめはするけれど。

子供の頃に「望遠鏡か顕微鏡のどちらかを買ってやる、どちらが欲しいか」と父親に訊かれたことがある、迷いに迷って決めるまでに何日かかったものか、結局その時は顕微鏡を選び、どんなに目を凝らしても見えぬミクロの世界に没頭したのが思い出となっている。

兄に勝手に持ちだされて壊れてしまったので手元には残ってないのだけれど。

あの時望遠鏡を選んでいたらどうなっただろう?

大人になった今はいつでも買える、いっそ買ってしまおうかと思ってみたりもする、ベランダで星々を見れるなど最高に楽しいではないか。

惜しむらくは空が狭いこと、ベランダからの空は近隣のビルで随分と狭いのだ、実家の庭からの空もまた同じように狭い、昔は一軒家ばかりで隣近所は2階建てが最も高かった程度なのだ。

だが今はマンションが並んでいる、昔ながらの家屋は高い建物に挟まれている、いつかはそれらも高い建物に入れ替わる。

さて、どうしたものか。