2014年12月7日日曜日

見知らぬ知人

寝転がって使うのにタブレットがあれば便利だろうなと思うようになった、寒いので早めに布団に入った時の亀のような状態での使用を想像してみる。

iPadmini程度の大きさのものを調べにヨドバシカメラに行った、買う・買わないは別として現状でどんな機種があるのか実機で調べてみたくて。

だが、思ったほど種類はなく、触ってみたいものは別の人が試用中で触れない、試せるようになるまで売り場を散歩していると右肩をポンと叩かれた。

軽くつつかれたといったほうが近いか。

振り向いてみると私より少し背の高い同年代の知らない男がニコニコしながら立っている。

誰だろうかと思えば私がよく行く飲み屋の客なのだという、「お久しぶりです」と言われて誰なのか思い出そうと考えてみる、なんでもその人が福岡へ引っ越したばかりの頃の事で、私とはその飲み屋で2度ほど話をしたことがあったらしいのだが・・・私は全く覚えが無い。

もしや人違いではないのですかと訊けば飲み屋での服装やおおよその日時、周りにいた客の名前が合うので人違いではないもよう、声と話し方からやっぱり間違いないと笑って断言されました。

その人は気軽に使える防水機能のついた簡単操作のデジカメを探しにやって来たのだという、私は各社製品のおおよその名前くらいは知っているが詳細な仕様や性能と機能には残念ながらあまり明るくないので機種選びの手伝いをするまでには至らず、でも2人で手当たり次第に展示品を操作しながらここが良いだの悪いだのと好き勝手なことを言ってしばらく遊んできました。

電器店を離れて自宅までの帰り道、歩きながらさっきの人が誰だったのかを思い出そうとはしてみるのですが、「たぶんあの人か」と覚えがあるような無いような。

結局のところはっきりとは思い出せないままなのだ、確かに話をしたようなところまで思い出しはした、行動範囲が重なっているようなのでまたそのうち会うだろう、電器店でも、飲み屋でも。