2015年6月10日水曜日

肌は肌色で

私は日焼けを避けている、なるべく焼けぬように努めている。

今日は日暮れ時から飲み会に行った、参加者の中には友人が2人いて、その他は友人の友人といった具合だった。

その中に梅雨も明けぬうちから真っ黒に焼けた人がいた、私のようにゴマシオを超えたシオゴマ頭のように白髪があるわけでなく真っ黒の髪に眉と髭、スッキリサッパリな無地が主義だという私とは真逆で大きなロゴの入ったにぎやかなデザインのTシャツ姿だった。

何の話の流れだろうか、その人が「男は日焼けぐらいしなきゃ」と言って周りの人を海に誘っていた、焼けてないと魅力が半減するという持論だった、私も誘われたが断った。

私は年齢の割にはシワが無い、目尻のカラスの足跡や頬のほうれい線だって意識したことはない、紫外線の影響を避けてきたお陰だと思っている、・・・単に太っているので肌がピーンと張っているだけなのかもしれないけれど。

それに、髪が白髪だらけなので結局のところ老けては見えるのだが・・・。

まあ、それはともかく、日焼けを避けるようになったのは20代も終わろうかという頃で、浜辺を散歩していて漂着物のスチール缶を見つけた時だった、グレーのその缶を見て「なぜ色が付いてないのだろう」と引っ張り出してみると、砂に埋まっている部分はちゃんとツヤツヤと赤いペイントが施されていたのだった。

しかも、上から見たときは分からなかったが砂の上に出ている部分でも下側にはまだ色が残っていたのである。

露出部の色を消してしまったのは紫外線で、目に見えず、熱さもない紫外線の強い力を知った時でもある。

それを浴びるとどうなるだろうと調べて、私はなるべく浴びぬようにしようと決めたのだ、なので海水浴も日が傾き始める午後3時過ぎからしか行かないし、サンスクリーン剤を積極的に使い、つばのある帽子を必ずかぶっている。

今日の飲み会のその日焼けした御仁は見た目で60代後半と言ったところ、だが、SNSでは50代という自己紹介をしている、友人によると60代前半らしいのだが私の目には実年齢よりも老けて映る。

髪も眉も髭までも黒く染めて若々しくありたい気持ちと、老いを早めても日焼けをしたいという相反した思いはどういったものなのか、私にはよくわからない。

日焼けに無頓着でいられるのは子供のうちだけだと思う、大人になったらビタミンDの合成目的で日常紫外線は顔以外に少し浴びるくらいに留め、あとはなるべく避けるようにしたほうが良いですぞ。>皆様

男女の関わりなく紫外線のダメージは肌に蓄積する、不可逆な深いシワを作ることなく先で後悔せぬよう肌は肌色のままなのが一番なのである。