2017年1月20日金曜日

寒風バリア

何処から飛んできたのか分からぬ10リットルサイズのバケツのようなプラスチック製の容器が歩道上で壊れて破片が散乱していた、別の場所では風当たりの弱そうな狭いスーパーの駐輪場の自転車も将棋倒し、今日はとにかく風が強い。

気温は雪が降るほどではないが強風のせいでとにかく寒い、風が唸るたびに体温が奪われて冷えてしまう、通りを歩く人は皆そうだった、首を縮めて背を丸めている。

そんな思った以上に風が強くて寒い仕事上がりに私はナイロンヤッケを取り出して重ね着をした、キャナルシティ博多にあったスポーツ用品店の閉店セールで800円ほどで買ったダークブルーのもので、ちゃんと畳めば折りたたみ傘の半分ほどのサイズに収まるペラペラに薄くて軽いナイロンヤッケだ。

私はこれをもっぱら冬の寒風対策で使用している、透湿性はそれなりにあるが防水性などは無い、単に風が当たらぬように着るのだが、これが実に暖かい、こんなに薄くて何の役にも立ちそうにないが風はしっかりと防いでくれる、以前にも書いた防水スプレー(2015年11月15日のブログ)を吹き付けておけば多少の雨や雪は防いでくれる、まあ、水溜りができるほどの雨ならせいぜい30分が限度ではあるが。

それ以上を望むならばナイロンヤッケではなくレインウェアを着るだろう、対する夏場はことのほか暑くて着ていられない、風が当たらぬのでサウナのようだ、なので冬場専用としている。

冷たく強い北風に晒されずに済むというのは実に暖かいことで残る寒さは首元や袖から先ばかりが目立ってしまうほど。

ネットでも実店舗でも1,000円前後で売られている、ネイビーや黒といった現場の作業服っぽいものからスポーツウェアにしか見えぬものまでデザインも様々、前述の通り丁寧に畳めば持ち運びに邪魔にならないサイズになる、普段から咄嗟の雨で折りたたみ傘をバッグやカバンの中に収めている人はいるけれど、それと併せてナイロンヤッケも備えておくとこんな日には重宝する。

体温低下は体の抵抗力を弱めてしまう、インフルエンザ流行期の今は特に用心されたし、寒風吹き荒ぶ日のナイロンヤッケもその助けになるのでは。