2017年2月19日日曜日

最初は謎の奇病だった

市内の保健福祉センターでHIV検査を受けた友人から陰性だったとメッセージが届いた、年に一度の検査なのだが毎回ドキドキすると言う、その気持ちはよくわかる、私には派手に遊び回る気も出会いも無いのだが、一度でも遊んだ経験があるのなら感染の可能性は出てくるわけで検査はちゃんと受けている、大丈夫なはずだと思ってはいるが結果が出るまでは友人と同じようにドキドキする。

ちなみに私は病院で受ける年に一度の健康診断の際にクラミジアと梅毒の検査もオプションでお願いしている、肝炎は肝機能の異常が認められた場合に限り詳細な検査に移ることになっているが幸いなことに何れにも罹ったことはない。

今やHIVやエイズという言葉を知らぬ人はいないだろう、そのほとんどの人はどういう病気なのかも知っている、大昔から存在する人命を脅かす恐ろしい感染症は数多い、それらと比べると歴史は浅いのによく知られている。

私がこの病気を知ったのは高校当時だったかテレビ朝日の夜の「いま世界は」という報道番組でアメリカで謎の奇病が流行しているという話題だった、その番組では度々取り上げられ、回を追うごとに患者の数が増えて行くのが怖かったのを覚えている、エイズなどという名前もまだなくて、しばらく経ってから「後天性免疫不全症候群」という難しい呼び名がつき、それがエイズとなり、そして今はご存知の通りHIV感染とエイズ発症とを分けて考えるようになっている。

それまではSTDの恐怖といえば梅毒や淋病だったのだが適切な治療を受ければ完治するので死ぬという怖さまではなかったのだけれどエイズ発症となるとそうはいかない。

結果が出るまでのドキドキは嫌だけれど、万が一の場合の早期治療を実現するためには検査は怠れないし大人の義務だと思っている。

そもそも保健福祉センターなどでは検査が無料で受けられる体制が整えられているというのはHIV感染がいかに深刻な感染症であり蔓延が危惧されているのかがよくわかる。

このブログを読んでいる人の中に「そういえばここ1年くらい検査してないな・・・」という人はいないだろうか、検査は是非とも定期的に、できれば毎年。>皆様

それで万が一陽性だったら落ち込んでいる暇はないのですぐに診察を受けて治療を開始して欲しいなと思う。

自宅で採血し郵送で検査をするという在宅キットもある、検査の精度についてはわからないが時間がない人には便利かもしれない。