2017年3月28日火曜日

昔ほどは騙されない

「テレビでそう言ってた」、「新聞にそう書いてあった」。

昔ならば意図的な情報操作においても絶大な力を持っていたであろうこれらメディアもネットの環境が整い利用者が増えた現代では昔ほどの神通力はさすがに無い、鵜呑みにしていた時代は終わり、メディアの質を疑う人がそれなりに増えたからだ。

それどころか偏向内容やミスリードを狙った部分を細かく指摘され報道の嘘と歪んだ姿勢がばれてしまうことも少なくない。

私は連日報道されている森友学園問題で特にそう思う。

分かりやすいのは大阪維新の会の松井代表が名指しで指摘した読売新聞などは松井氏が安倍首相に言及した部分はそのままに、民進党の辻元氏についての言及などについてはバッサリと切り落とした件である、その結果、見た目では松井氏による安倍首相への苦言だけのような印象を受ける、これは印象操作にほかならない。

「森友学園問題の何が問題なのかよく分からないけれど新聞にはあんなことが書いてあったから安倍首相が何か悪いんでしょうね」と思う人だって出てくるはずだ、本来ならば素のままの情報を元にして自分なりに考えを持って欲しいのだけれどマスコミは一丸となって安倍首相と政権側へマイナスのバイアスを掛けるのに躍起だ。

ところで、この件は北朝鮮の不穏な動きと重なるように問題化し日本の政治を足踏みさせている、本来なら集中的に審議されなくてはならない事項が遅々として進まないのだ、ネットでは森友学園問題は外部の勢力と結託し国の機能を停滞させる目的で仕組まれたものではないかという話が出ている。

私はありえる話かもしれないと思う、そんなのは空想の産物だとは笑えないのだ、もし、これがその通りに仕組まれたことだとしたら政権転覆を狙い国益を大きく損なうのを目的とした大事件だ。

誰がどのメディアの情報や政党の言い分を信じようとそれはその人の自由である、自民党は信じられないという人がいてもおかしくない、民進党が信じられないという人がいてもそうであり、共産党についてもまた然り。

森友学園問題についての情報はあちこちに溢れている、その中からどれを辿って何を見つけるのかは各々に任された部分ではあるが、大手メディアの報道を鵜呑みにせず、まずはひとつ距離を置いて自分なりの分析をするというのは大事な事だと思う。

放送法ついてはこんな動きもあったようだ、かなり長い動画であるが、参考までに。