2017年9月20日水曜日

仲直りのタイムリミット

夕方に友人とスタバで待ち合わせをした、DVDの交換である、私からはリバーダンスのライブを貸し、友人からはジョニー・デップが主役の映画を借りたのだ。

ついでに30分ほどを雑談で過ごしたのだが、その中で友人といつも飲みや旅行で一緒にいたK氏は元気にしているのかと訊くと「あれっきり連絡もしていない」と言うのだ、あれっきりはおよそ1年ほど前になるのではないか、飲み屋で家族の話が出た際にお互いの一言が気に食わず軽く口論となった日なのだ。

なんと、1年近く連絡もとっていなかったとは。

はらわたが煮えくり返るほど激昂した口論ではない、だが、その後に残る気まずさからお互い避けているのだ。

私の目から見ればK氏とは恋人同士かと思うほど仲が良かったのに、いや、それほど仲が良かったからこそ些細な点で衝突してしまうのかもしれない。

友人はポロリと「どうしているかなとは思う」と言った、そうか、憎悪や嫌悪しているのでないのならば仲直りせよと言ったが反応はいまひとつだった、友人の性格からして変なプライドが邪魔をしているとは思えず、単にどう仲直りすればよいのかピンと来ないのだろう。

経験者なので私にも分かる。

その経験から言うと、真正面から向き合ってうんぬんよりも、ただ顔を合わせた時ににっこり笑うだけでもいいという気がする、その時か、その次の時かにでも力まず声を掛けるとあっさり戻れたりする、私は過去に何度もそうしてきたし、それで失敗したことはないのでうまくいくはず・・・だと思う。

ただ、仲直りにはタイムリミットがあると思っているので早めが望ましい、気持ちの中でまだ相手のことがどこかに残っているうちに限るのだ、そこから相手のことが完全に消えてしまうとまるでそのへんの他人になってしまい、その人のことなどどうでもよくなってしまうと縁は消滅する。

仲直りはそうなる前でないと難しい。

本当は、私も衝突したすぐ後に折れるなり諭すなりで回復させればよいのだろうけれど、現実はそうはいかない、腹の虫が治まるまでしばらく時間を要するからだ。

まだまだ未熟だなと思う。