2017年10月15日日曜日

間隙を縫って

滅多にない日曜の休日である今日の天気予報はズバリ当たった、まさに降りっぱなしの雨で窓からの滑り込む風は冷たい、レーダー画像で九州全体を見てみると押し並べて雨雲がかかっていた。

だが、私は集配の最終便に間に合うように郵便ポストへゆうメール便を1通投函しておきたかったのでタイミングを見計らって出かけようとしていた。

ポストまではそう遠くないので傘でもさせばいつでもいいはずなのに手足が濡れるのが嫌で少しでも雨の弱いタイミングをレーダー画像で探した、ああ、手足が雨で濡れるあの気持ち悪さよ、うっかり水溜りを踏んで不快そうに足を振って水気を払う猫の気持ちがよく分かる。

するとどうだろう、佐賀県の唐津から伊万里にかけてに広がるごく弱い雨雲と雲の途切れた領域が東へ進んで来るではないか、微妙に北寄りのバイアスがかかっているのが過去30分間の動きから分かったのでその雲が近所に移動してくるのを待った。

隣県からの雲の移動など時間がかかりそうな印象を受けるかもしれぬがおおよそ20分ほどしか要さないのだ、今日は雲の動きが速い。

雨が弱くなったのを確認し傘をさしてポストまで行き投函、そこでUターンで戻ってきた、戻りは雨が完全に降り止んでいたので傘を畳んだ。

まあ、こんなこと時間に追わることもない暇な休日だからこそできることであって、仕事のある日ならば雨で濡れることなどそっちのけで外出しなくてはならないのだが。

ところで、そのポストへの行き帰りの通りにはアスファルトが一部うねっている所があり、しっかりとした雨が降るとそこに水溜りができるのだが、歩行者などお構いなしの車がそこを通るとシャーッと水を撥ねるのだ、私の前を行く車がそうやって豪快に歩道側へ水飛沫を散らしていた。

真夏ならこ汚いだけだが、この陽気ではそこに冷たさが加わる、水飛沫を掛けて「すみません」の一言でもあれば良いのだが、中にはスピードを上げて走り去って行く輩もいる、全く腹立たしい。

梅雨や夕立のある夏と違って秋以降は雨も減りそうな気がするかもしれないが、これから度々登場する冬型の気圧配置になると福岡は玄界灘から低い雨雲がしつこく流れ込んでくるので雨がそれなりに多い、やっぱり冬こそ防水スプレーである(2015年11月15日のブログ)。