2017年10月25日水曜日

面倒臭い男

少し前に某ゲイ同士の出会い系アプリにお初の人から新着メッセージが届いていた、開いてみるとやや離れた他県の人で、はじめましてという挨拶とメッセージからでもお近づきになればという内容だった。

普段知り合えぬ遠い場所の人とこうやって出会いやりとりりをするのは嫌いではないので私の方もよろしくと返したのだった。

メッセージを何回か繰り返したところで「できれば返信は半日以内で」という要望が来た、そうか、まあ仕事中などはすぐには返せぬが可能な限りそうすることにしよう、ところがしばらくすると「疑問形、つまり質問した時はできれば1時間以内にでも」と追加の要望が来たのだ、この時点で「おや?」と思うものがあったのだがしばらく様子を見ることにした。

そう、「おや?」という勘は当たった。

今度は「できればもっと長い文章で」と長さを求めてきたので「長い短いがどう影響するのだ」と訊けば「短いと冷たくされているようで気になる」と言うではないか、素っ気ないのは気に留めてもらえていないということらしい、だが、これには応じずにいるとなんとブロックされてしまった、正直驚いたが世の中いろんな人がいるのでこういうこともあるだろう。

そして数日を経た今日、なんとその人から再びメッセージが2件届いていた、わざわざブロックを解除してのことだった、その上で「またメッセージから始めませんか」というものが先で、その30分後くらいに「反応がありませんね、わかりました」というものが続いていた。

つまりはまたメッセージしませんかという問いに対しすぐに返事をしなかったのが不満だったということだろう。

なんという面倒臭い男なのだ。

私はしつこい外国人やいきなりモロ出し画像を送りつけてくる輩をたまにブロックすることがある、今回のその人はどちらにも属さないがこちらからブロックリストに追加した、メッセージのやりとりにすら注文が多い人など面倒臭くてお断りである。

ところでそのブロック機能だが人によっては100人近くリストに登録している人もいるという、つまりは100人の気に食わない男がアプリ上にいるということだ、ブロックする側が厳しいのか、されて当然の輩が多いのか、 さて、そのどちらなのだろう。

先にも書いたが世の中いろんな人がいる、なのでそれだけ合う・合わないのパターンが多くなるのは必然なのだろう、誰かが誰かに惹かれる理由を聞いてみると面白かったりするが、逆に苦手意識を持ったりはっきりと嫌厭する理由もまた面白くて笑ってしまうことがある。

このあたりが絡まった毛糸のように複雑に入り乱れるあたりなど、人はなんと興味深いものなのだとつくづく思う。