2017年10月7日土曜日

想像上での使用体験とは

暇な時間を利用してポツポツと続けているクラウドソーシング(2017年3月10日のブログ)、今では複数のサイトで主にタスク作業をこなしている、塵も積もればで始めてからの約7ヶ月で稼ぎもトータルで16万円を超えた、7ヶ月もかけて16万円というのだから月にすれば小遣い程度の額だが、本業とは別に1日あたり数件の文章作成をネットでこなすだけの作業なので趣味の収入としては悪くないと思っている、ちなみに不採用はまだ1回もくらっていない。

そしてまだどこのサイトでも振り込み要請はしていない、年明けに振り込みされるように要請し、入金されたら姉と姪っ子や甥っ子とでも揃ってメシでも食いに行くことにする。

さて、そんなクラウドソーシングサイトのひとつにオファーが届いていた、オファーと言っても採用率でフィルタをかけただけのような簡単な抽出でリストアップされた人たちへ一律にメッセージを送っているだけらしいのだが。

その案件は市販されている日用品のレビューを書いて欲しいというものだった、名称はもちろんどういったジャンルのものかは伏せるがごく一般的に知られている品だと思う、テレビでもCMを何度か目にしたこともある、依頼の内容はその品を選んだ理由や使用感、購入に際し比較した他社の製品との優劣に於いて勝った点などについてだ、さらには具体的な文字数や段落の構成、使用キーワードと回数、禁止ワードなどについても書かれていた。

だが、私はその品を知ってはいるが使ったことは無く、クライアントが求める内容のレビューは1行すら書けないという内容でオファーを辞退するとのメッセージを返したのだが、1時間ほど経って返信があり、なんと、「想像でも構いません」というではないか、これには驚きである。

ツールでチェックしコピー判定が出ない程度なら問題ないのでネットで調べた結果を自分なりに纏めてオリジナル文章として作ってくれというのだ。

なんだそれは、そんなものがレビューとして成り立つのか(!)。

頭の良くて器用な人はそんなものサラリと文章に仕上げてしまうのだろうが私にはそんな能力はない、なのでやはり辞退した。

ネットで目にする商品レビューの中にはそうやって想像上だけで作られているものそこそこ混じっているのだろう、どれがそうなのかはさっぱり分からないが。

ところで、趣味にしろ本業にしろ私と同じような作業をするクラウドワーカーさんはそれなりに増えているようで、誰にでも書けそうな単価の高い案件は瞬く間に消え去って行く、たとえば募集100件の案件が新規登録された直後に見付けたとして、わずか数分後に案件内容を確かめてみると作業受け付けができない=募集100件分の作業が全て埋まってしまったという状態なのだ。

あたかも獲物にハイエナが群がるようで凄いなと思う、私のPCの向こう側には同じサイトを介していったいどれくらいのクラウドワーカーさんたちがいるものやら。