2018年3月12日月曜日

甥っ子が舌を噛んだ理由

いただき物の晩白柚を姉の所へ2個持って行くと姪っ子と甥っ子が来ていた、申し合わせたわけでなく偶然だと言う、姪っ子が「どうしていつもお母さんのところに来てるの?」と訊くと甥っ子はさも「いい年をして母親に甘えて」とでも言われたかの如く「いつもじゃないよ!」と不満そうに言った。

姪っ子は姉が淹れてくれたお茶を飲んでいたが甥っ子はカップ入りのコーヒーゼリーを食っていた、そして「ほら」と舌を出して私に見せたのだが先端が赤くなっていた、どうしたのだと訊くと噛んでしまい、痛くて食事しにくいが小腹が空いているのでコーヒーゼリーを食っているのだと言った。

昨晩、鼻ではなく口で呼吸をしつつ晩メシを食っていたら舌を噛んだというのだ、そんな面倒臭いことをするから噛むのだ、妙なことをする奴だ。

クリームシチューを作ったのだが、ちょっと変わった具材を試してみようと鶏肉ではなく私が教えた塩締めのサバ(2018年2月21日のブログ)を生の切り身のまま具材として加えて火を通したところ生臭くてまともに食えないものになってしまい、とはいえ捨てるのは勿体ないのでなんとか食ってしまおうと生臭さを避けて鼻ではなく口で呼吸をしながらモグモグしていると舌の先をガリッと・・・。

バカなことをするものだ、まあ、食べ物を捨ててしまわず勿体なさから食ってしまおうとするのは良いことだとは思うけれど。

それにしても生の切り身を加えたクリームシチューか、想像しただけで鼻が詰まりそうな感じだ、気持ち悪い、それは確かに生臭いだろう、うわぁ・・・。

「やっぱり魚には醤油が合うよね」と甥っ子が言うと「考えただけでわかるじゃない」と姪っ子がドライな口調で言った、それに対して「なんにも料理なんてしないくせに」と甥っ子が薄ら笑いでバカにした、カチンと来たのか姪っ子は「生臭いシチュー作るくらいなら最初っから何もしない」と言い返したがメラメラとしたものを感じた。

この姉弟は面白い、ちょっとしたことで張り合うのだ、ふふふ。

いや、甥っ子の自炊歴は着々と長くなり、レパートリーも増えているのだ、姪っ子はいろんな点で勝ってはいるけれど、料理についてはたぶん甥っ子のほうが上なのだ。

まあ、張り合う仲が刺激となってお互い伸びてくれればそれでよし。